妊娠・出産・育児って、本来どういう意味があるのだろう…??
考えてみた事ありますか…??
妊娠・出産・育児は何千年、何万年と続いている太古の営み。
それは、私たち人間だけでなく、生あるもの全ての行為。
種の保存…。
生あるもの全てが、神様が創ったこの「種の保存」の本能に従って、妊娠・出産する…。
でも、人間は…??
それだけではないような気が私はします。
私たち人間は、コミュニティーを造って生活しています。
その方が、効率よく、より高度な生活ができるからです。
そして、人それぞれに、色々な役割を担っています。
仕事です。
家を建てる人、勉強を教える人、農作物を作る人、料理を作る人、
服を作る、病気を治す、世話をする、気持ちを癒す人、生活を楽しくしてあげる人、
色々~~~な仕事をして、より快適な生活のために、お互い助け合っているのです。
しかし、残念(?)な事に、生あるもの全ては、老い、病み、やがて亡くなります。
でも、老いてしまったら…?? 病んでしまったら…??
個々の仕事、役割が担えなくなってしまいます。
どうしましょう…??
その時は、他の人々の手を借りて生活していかなければなりません。
自分でためたお金で、病院、老人ホームなどのお世話になるからいい??
でも、お金だけの問題でしょうか…??
そこには、必ず「人」がいなければなりません。
そこに「人」がいるためには、「人」を生み、育てなければ存在しないはず!!
病気にならないように気をつけているから大丈夫??
たとえ、病気にならなかったとしても、自分が食べているものは?? 着ている服は??
住んでいる家は?? 使っている家具は?? 壊れた時は?? それらの材料は…??
全て、一からまったく自分ひとりの力でできますか??
無理です…。(-・-;)
どうあがいても…。(-・-;)
必ず、「他の人」の力に頼るしかないのです。
「他の人」の存在が必ずいるのです!!
最後は…??
生あるもの全ては必ず死にます。
死んでしまったら…??
そのまま死んだところに放置しておけばいい??
「家」という空間に住んでいる限り、とんでもないことですよね…??
そう、そして、ここにも、必ず「人」の力がいるのです。
「人」の力を得るためには、必ず、「妊娠」「出産」という行為が必要です。
そして、「育児」!!
育児は、未来を担う人を創造する、崇高な仕事です。
崇高な仕事であるがゆえに、大変です。
とてもとても、一人の力では子育てはできません。
大変であるがゆえに、核家族化してしまった現代社会、個族化してしまった現代社会には、
家族のみんな、ご近所様、そして社会のみんなの協力が必要になってきました。
でも、これらを経験することで、今まで気づかなかった大切な事を知ることができます。
生きていくうえで、本当に大切なもの…。
愛、思いやり、勇気、涙…、命…。
長い間、心の奥底で眠っていたもの…。
たくさんたくさん気づかせてもらえます。
そして、その気づきが、幸せな心へとつながっていきます。
赤ちゃんは不思議です。
赤ちゃん一人では、何もできないはずなのに…、
なのに、赤ちゃんを見ていると、自分の体の中から、パワーが出てくるのを感じます。
赤ちゃんは、そのつぶらな瞳の奥に秘めた不思議な力を、私たちに与えてくれるのです。
赤ちゃんパワー…。
一人でも多くの皆さんが、この赤ちゃんパワーを感じられます様に…。
「妊娠」「出産」「育児」
それは、自分自身が、より良く生きるために、
そして、社会のみんなが幸せになるために、必要不可欠な事…。
私は、そう思います。